なぜ日本人講師?
「あっ!」というまに2007年が幕を閉め、2008年もはや10日が過ぎてしまいました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
ESTではタイ自由ランドさんに月2回広告を出しています。広告を出してしばらくは電話照会数が跳ね上がります。ただ、多くの方が希望する平日の朝8時~夕方6時は予定がほぼいっぱいで合う時間がなく、空きを待っていただいています。せっかくご関心を持っていただいたのに応えられず、大変心苦しく思っています。(セミ)プライベートレッスン形式なので教えられる人数に限りがあるのです。やはりグループレッスンを行ったほうがよいのだろうか、とも考えます。
しかしグループレッスンのために教室を借りても全クラスで最低人数を満せるかどうか不安があります。それは講師が日本人だからです。もしネイティブ講師が現行メソッドをきちんと行えたら間違いなく人気が出るでしょう。教材の内容をほぼ100%すらすら言えるようになりますから、そこにネイティブという箔がついたら生徒が集まらないはずがないからです。現在、問い合わせの半分以上がネイティブ教師を希望され、日本人講師と聞くと声がトーンダウンするのが実情です。ネイティブ教師が教える学校がこれだけたくさんあり、英語学校に通っても英語を話せない日本人学習者がこれだけいる実態を見ると、「ネイティブ教師=英語が話せる」わけでないことはすでに自明のことなのですが、これだけ多くの日本人が海外に進出する時代になっても、日本人のネイティブ崇拝は根強いのです。
では、ESTでもネイティブ教師にレッスンをしてもらえばよいのでしょうか。それはなかなか難しい問題です。初級者レベルの生徒でも簡単に理解できるような文法説明・ニュアンス説明をネイティブ教師に期待するのは相当難しい、という現実があります。英語で説明されても生徒はわかりませんからね。それでなくとも日本人は間違いを極端に恐れる人種です。少しでも不安だと話そうとしません。ラテン系のようになんでもいいから言おうとする性格ではないのです。しっかり説明し不安を取り除いてあげなければ、生徒100人のうちラテン性格の者数人だけ非常に向上し、残りの90人以上は全然話せないで卒業ということになりかねません。それでは英会話学校とは言えません。
また、身につくまでにどれぐらい反復させるかも教師によってばらつきが出るでしょう。異なる言語体系の外国語を学んだ経験のある教師でないと、反復の重要性が体で理解できないのです。イギリス人がフランス語やスペイン語を学ぶのと日本人が英語を学ぶのとでは困難の度合いが全然違います。仕組みも感覚もまったく違うからです。ESTが生徒に課す反復量は他校のおそらく数十倍になります。月10時間に満たないレッスン時間(ESTの標準は月6-8時間)でネイティブ教師がそれをが徹底できるかどうか。反復は外国語習得の肝なのです。
そんなこんなでグループレッスンの実施は据え置きということになりそうです。英語学習者の間でネイティブ信仰が薄くなったら、あるいは「ESTは講師が日本人でも話せるようになる」という評価が固まってきたら再度考えてみたいと思います。


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