とてつもない回り道
自分の英語学習暦を振り返っていつも思います。「とてつもない回り道をしたな・・・」
初めて英語に触れたのは小3の英会話塾。やる気のかけらもなかったのでクラスメートは誰でどんな先生で何を教わったかも覚えていません。
次はお決まりの中学校の授業。英語の授業は好きで試験はいつも100点・・・というのはウソで、でもだいたい90点以上。一番の得意科目でした。
高校に入ってさすがに100点は減りましたが80点から下がることはなかった。点が取れるし学内の順位も高いからまだ「自分は英語ができる」と思っていました。でも今から考えるとすいすい回答していたわけではなく、よく分からない部分は試験のテクニックで正答を見つけていました。
大学に入って「英語が話せないし聞けない」事実に直面。それまでできると思っていた文法も実は深くは理解できていなかった(中学レベルさえ!)ことに否応なく気付かされました。これまでやってきた学習方法に対する疑問と不審が一気に噴出し学習方法の一大転換を決意。中1レベルからショートセンテンスを繰り返し聞いて言うこと、日本語訳をまる覚えしないこと、話すことを前提とした文法と基本単語の学習やり直しを始めたわけです。
その後順調に学習を継続し会話力が伸びました、というのはウソで全然そうではなく、遊びに流され学習中断。学習方法に迷いが生じて中断。どれだけ調べても理解できなくて中断。なんども挫折し何度もやり直してなんとか現状に至っています。普通の人と同じ、意志の弱い人間なんです。
学習方法、いろいろ試しましたよ。睡眠学習、聞き流すだけのリスニング学習、連想記憶術、スピード記憶術、3ヶ月でマスター云々学習法・・・。試してダメで原因を考えてまた別の広告に踊らされてダメでその繰り返し。
で、結局わかったんです。難しいことをする必要はない。言葉の仕組みや単語のニュアンスを大切にしながら丁寧にショートセンテンスを聞いて言うトレーニングを繰り返すこと。あせって高度な学習書に手を出すのではなく、基礎からみっちりやり込んで自信ができたら次のステップに進むこと。前のステップに揺るぎがないと次のステップの習得が楽であること。今はわからなくてもわからないなりに学習していくとある時わかるようになることもあることなどなど・・・。
とてつもない回り道をして何度も挫折したからこそ今、英語が話せない、わからないと言っている人たちが何をしていないのか、何をすれば話せるようになるのかがそれなりにわかるようになったと思います。
基本は繰り返し。そして少しずつでいいから継続して学習すること。基本をみっちり繰り返してあきらめずに継続すれば必ず英語を話せるようになります。ならないはずがないのです。
英語が話せない人は基本をおろそかにしているか、聞いて言うトレーニングをほとんどやっていないか、毎日少しずつの継続をしていないか、本当に英語を話せるようになりたいとは思っていないかのどれかです。本人に『話す意志』がない限り日本語の方言すら話せるようにはなりません。
よろしいでしょうか。最初から難しいことをやる必要はありません。ただ、基礎からじっくり時間をかけて積み上げていきましょう。週1~2回しかレッスンに通えない初心者および試験では点を取れるけど話せない中級者が英語を話せるようになるために英会話スクールを選ぶ際には以下の基準に照らしてスクールを選んでください。
1.聞くトレーニングと言うトレーニングを半端でない回数やってくれる。
2.発音矯正をしてくれる。(自分で発音できる言葉は聞き取れるから)
3.感覚を感じ取れるレベルまで文法を説明してくれる。
4.ニュアンスを感じ取れるレベルまで単語を説明してくれる。
5.上記3.4.5.を頭で覚えるだけでなく感覚として体にしみ込むまでレッスン時間内にくどいほど反復復習をしてくれる。
6.教材にのっている英語センテンスをほぼすべて容易に聞き取り言えるようになるまで責任を持ってトレーニングしてくれる。
7.学習を継続できるよう上手に導いてくれる。
これらをやってくれない学校に行ったら「とてつもない回り道」をする可能性があります。本人に人並みはずれた学習意欲があれば不備をカバーできるでしょうが。

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