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2009年2月21日 (土)

こんな人になりたい

レッスン生の中にタイで会社経営をしている方がいらっしゃいます。週一回、この方のご自宅でご夫婦にレッスンをしています。

初めてお宅を訪問したときは驚きました。普通のコンドミニアムを想像していたのに、このお宅は大きな一戸建て。車庫には複数の外車。玄関から中に入ると目の前を巨大な階段が2階へと伸びています。ダイニングルームもリビングルームも広くて家具も素敵。ちょっと一般のサラリーマンとは住む世界が違う感じ。タイで会社を経営しこんな大きな家に住んでいるぐらいですから、きっと好んで成功のウンチクを語るようなアクの強い人なのだろうな、そういう偏った先入観を持っていました。

ところがところが、話してみるとまったく正反対の人だったのです。自分を全然飾らない。自慢話をしない。まったく普通の方なのです。人生で成功をおさめている人なら少しぐらい成功話をしたり聞きたくもない人生訓を垂れたりしたくなるのが普通だと思います。でもそんな話を全然しません。「すごいだろう」と見せびらかすような素振りは一切ない。

十数年前からタイに住みはじめて現在に至るまでの道のりもまた興味深いです。月数千バーツの安アパートに住みタイ語学校に通った。部屋の壁はもちろんトイレの壁まで単語メモを貼り、在タイ日本人とほとんど交流せずタイ語を勉強。24時間タイ語漬けでタイ語の読み・書き・会話を習得。その後、普通の人なら給料が高めの日系・外資企業に就職したいと考えるのが当たり前なのに給料の安いタイ人経営の会社に就職。実地でビジネスのノウハウを学ぶ。数年後、タイ人のビジネスパートナーとともに独立、開業。苦労をしながら軌道に乗せ現在に至っています。

彼は以前、日本で会社勤めをしていたそうですが、今手掛けているビジネスはまったくの異分野です。来タイ当時は事業立ち上げ資金にも事欠き、ほぼ一から築き上げてきました。日本で積み上げたキャリアや資金を元手に会社を立ち上げる、つまり予めある程度の保険を手に事業を始める人が多い中、この方の場合は0(ゼロ)から築き上げたところが異色です。勇気のいることです。

レッスンを受けているときの彼は見ていて飽きることがありません。うまく言えなくて「ウワ~ッ!できねー!」と笑い出しソファーに寝転がったり、笑って眺めている奥さんを横目で見て「お前、いま内心オレのことバカにしただろ。」と言ってみたり。それを上手に切り返す奥さんとの掛け合いがまたおもしろい。良い意味で会社社長らしくない方です。もしなれるのであればこういう気取らない自然体の人になりたいと思います。・・・う~ん、自分はまだまだですね・・・。

2009年2月18日 (水)

「得意科目は英語」の落し穴

普通、学校の試験で英語が得意科目だった人は不得意だった人に比べ英会話学習にアドバンテージがあると思うでしょう? 実は必ずしもそうとも言えないのが面白いところです。

不得意だった人は「自分は何にもわからない」ことをよく自覚しているので一から勉強しようとします。ほとんど全部できないから説明を素直に聞き真面目にコツコツ練習するのです。時間はかかりますが混じりっけの少ないしっかりした会話の基礎(これこそが総合英語力の基礎なのですが)ができます。基礎ができてからの伸びは速い。

得意だった人のうち真面目な性格の人はすでに身につけていた知識を一からチェックし修正していきます。トレーニングもコツコツやる。地道にやり過ぎるところもありますが、しかし話す土台はしっかりできる。この土台に持っている豊富な語彙を載せれば上手に話すことができます。

さて、得意だった人のうち自分の英語力にプライドを持っている人、この人は、そのプライドが「試験で高得点を取ったことで得たプライド」であり、「英会話で得たプライド」ではないことを知る必要があります。なまじ高度な文法知識、語彙力を持っているため、基本的な会話トレーニングに身が入りません。どうしても手を抜いてしまいます。では基本トレーニングがすいすいできるかというと、できない(易しいことがきっちり言えない)。てきないのだけれど、たとえブロークンであれなんとなくコミュニケーションがとれてしまうのでとりあえずそれで良しとしてしまいます。結局、細部を詰めないままなんとなくトレーニングしているのでいつまでたってもしっかりした会話の土台ができません。英語を話す時のフラストレーションも残ったままです。せっかく知識を持っているのにプライドが進歩の妨げとなる。もったいないですね。

易しいことをノーストレスで速く正確に言える人が「基礎力のある人」です。知識量が豊富だから基礎力があるわけではありません。急がば回れ、なのです。

2009年2月16日 (月)

受講生ご夫婦と食事

この日曜に夫婦でレッスンを受けている生徒さんとエカマイのタイ料理レストランで食事をしました。メンバーはご夫婦と幼稚園のお子さん2人、そのお友達ご夫婦とこれも幼稚園のお子さん2人、そして私と妻の計10人です。

このレストランは奥さんが通っているタイ料理教室の先生が「おいしい」と教えてくれたお店です。イサーン料理(タイ東北地方の料理)でしたが、子供たちがガイバーンヤーン(地鶏の焼き鳥)を大変気に入り、おかわりするほど食べたのでご両親もびっくりしていました。ほかの料理もけっこうおいしかったです。

でも私は料理よりお子様パワーにやられっぱなしでした。普段小さな子供と食事をする機会がないので、しょっぱなの「おじさん、なんでここにいるの?」にタジタジ。ウルトラマンキングの話に「それってセブンのお父さん???」。大人には意味不明な会話に「何話してるのかぜんぜんわからん。でも子供たち同士は通じてる????」

素朴な問いかけや大人には予想もつかない反応等々、なかなか愉快な食事時間でした。またこういう機会を持てたらいいと思います。

言って探ってまた言って

英語レッスンはクーラーの効いた部屋で飲み物を飲みながらいすに座ってできるからラクというイメージがあるかもしれません。たしかにその通りで、炎天下の肉体労働や外回りの仕事より肉体的にはラクでしょう。でもそれはそれで局所的にはけっこう負担が大きい部分もあります。

私が感じる負担は声を出すことですね。レッスンにもよりますが、ほとんどの場合、大きな声でずっと話しています。説明から発音の見本まで止まることなく。おそらく生徒さんは教材のセンテンスを何度も音読していることでしょう。しかし教材を一番復習?しているのは講師である私かもしれません。

中級者の場合はネイティブ発音の抑揚とスピードを感じてもらうためにCDを使う機会も多いです。しかし初級者には生の声で、大きな声で、はっきり抑揚をつけて見本を見せてあげたり話しかけてあげたりした方が記憶に残りやすいのです。平坦な言い方では音声記憶が残りにくいですから、時には顔つきや身振り手振りのアクションをつけて印象に残りやすいように言います。そうやって見本を見せながら生徒の話し具合と表情に耳を傾け問題点を探ります。弱そうな部分を見つけたらそこに焦点を当てた質問や例文を、寄せては引く波のように繰り返しぶつけ、また探ります。そうやって弱点に対する生徒の確信度を徐々に上げていきます。

レッスンの最中はこちらも非常に集中しています。アドレナリンが相当量出ているのでしょう。あまり疲れを感じません。というか、アドレナリンが圧倒的なパワーで疲労を抑え込んでいます。でもレッスンが終わり緊張が解けると、肉体的にも精神的にもどっと疲れが出ます。これは30分後の次のレッスンへの移動中に8割がた解消しますが(バイクの運転が良い気分転換になっています)。それでもやはりレッスンが3連続するといかんですね。4コマ目のレッスン途中でエネルギーが切れそうになるのが感じられます。それがわかっているので午後の時間に休憩時間を取るようにしています。しっかり休んでエネルギーをためてから夜のレッスンに臨みます。

レッスンを始める前、ずっと以前は人にモノを教える仕事ってラクでいいなと思っていました。でも本気で取り組んだらラクな仕事なんてどこにもないですね。本気でやるだけ面白いんですけど。そうやって生徒さんにも喜んでもらえたら最高ですね。簡単じゃないですけどね。

2009年2月14日 (土)

英語学習サイト

こんな英語学習サイトを見つけました。↓↓↓

http://www.eigo-eikaiwa.com/

サイト管理者は同時通訳者さんのようです。

以前ご紹介した「英語上達完全マップ」もいいですがこれもいいです。

時間があるときにでもご覧ください。

2009年2月 6日 (金)

怪しい電話

先日、自宅に変な電話がかかってきました。怪しい電話。

英会話学校を探していると言いながら、「営業許可はあるのか」から始まり「メソッドは他校のをとってきているのか(発言ママ)」、「(講師が)ネイティブじゃないのになぜレッスン料が高いのか」、「人にモノを教える人は利益を考えたらいけない」というお説教まで、明らかに疑ってかかっている攻撃的な口調でした。

努めて一つ一つ丁重にお返事しましたが、どう説明しても信じてもらえないので「一度こちらにおいでください。直接会って話しましょう。」と言ったところ、何も言わずに電話を切られました。こういう電話を受けたのは初めてなのでびっくりしました。

疑問があれば直接会えばいいんです。すぐ解決できます。営業許可証でもなんでもお見せしますし。でも電話の陰から出てこないのだからどうしようもありません。やられっぱなし。言われっぱなし。嫌な気分です。

2009年2月 5日 (木)

話す機会がないから英語が上達しない?

近々出す広告コラムでも触れたことですが・・・

世間では「英語を話す機会がなければ英会話は上達しない」とまことしやかに語られています。「日常生活でほとんど英語を使わない」 「外国人の友達がいない」 「英語レッスンに毎日通う経済的・時間的余裕がない」。

『だ・か・ら 英語が話せないのだ』

本当にそうでしょうか? 私はこれはやり方を知らないだけだと思います。英語のプロを目指すのでなければ外国人と話す機会がなくても「英語が上手ですね」と言ってもらえるぐらいにはなれます。それも超人的な努力は必要ありません。

英語を学習している人の一般的な勉強方法を見ていると「日本人が英語を話すための学習」にマッチした勉強をしているようには見えません。簡単なことが言えないのに難しいことをやり過ぎ。文法と単語と読解の筆記学習に偏り過ぎです。リスニングの練習はたくさんやっているようですが、黙って聞くだけでスピーキングの練習とほとんどリンクしていません。スピーキングは外国人と話さないから練習できないと言っています。では週1、2時間の英語レッスンで外国人教師と話してできるようになるかというと、そんな少ない時間では雰囲気に慣れるだけで精一杯なのが実情です。

英語スクールのメソッドも日本人の性格と日本語-英語間の構造格差をあまり考慮せず、英語に近い言語体系(語順、語形変化、時制など)の言語を母国語とする人向けのメソッドを少し手直ししただけに止まっている感があります。

「私は学校に行く」が英語では「私は行く、学校に」  

「東京の学校に通っている私の兄は毎日コンビニでアルバイトをしている」が英語では「私の兄、学校に通っている、東京の、アルバイトをしている、コンビニで、毎日」 の語順になる。

ここに主格、目的格や人称に伴う動詞変化、時制変化等が加わる。これらが英語を話す際にどれほど大きな障害になることか。

英語とほぼ同じ語順の言語を母国語とする人はちょっとした思考の修正と単語の置換えですぐ対応できることも、日本人にとっては〝ちょっとした修正〟ではすみません。思考回路の大構造転換が必要なのです。でもこの英語向け思考回路を強制的に植え付けるトレーニングをしている人も、やり方を知ってる人もいないようです。もしいるなら、学校を渡り歩く英語学習ジプシーが激減しているはずですから。

「ネイティブ教師に習えば英語でしか考えなくなるから上達が早い」 これは正しいです。しかし一握りの人しかできない理想論で非現実的です。日常的に外国人と話す機会がなく自宅復習もたくさんできない人が週に1,2回のレッスンだけで英語の思考回路が身につくことは、よほどの語学センスがない限りありません。「外国人と話す機会がないから・・・」 こう言っている限り日本人の多くは英語が話せるようにはならないでしょう。毎日のようにネイティブ英語空間に浸れる恵まれた環境に身をおけないからみんな困っているのです。それが大前提。そこから方策を考えないと。

外国人と英語を話す機会がなければないなりにできることはたくさんあります。機会に恵まれないなら恵まれないで、ないものねだりをせずできることを考える。それをしっかりやっていけば必ず英語を話せるようになります。

バンコクのおいしいラーメン屋

バンコクのおいしいラーメン屋を見つけました。みんな知っているかもしれないけれど、スクムビット通りのソイ24にある「豚珍館」。受講生のご夫婦がおいしいと言っていたので閉店時間間際に滑り込んできました。

これまでバンコクでおいしいと言われているいくつかのラーメン屋で食べたことがあります。しかし、もともとラーメン大好き人間なわけではありませんし雑食性の粗い舌なのでみんな今ひとつに感じました。でも「豚珍館」のラーメンは一口食べておいしいと感じました。一緒に注文した餃子も具がなかなかジューシーで他店よりおいしかったと思います。まだ食べたことがない人はぜひ一度お試しください。

2つめの話題。最近、独身・単身赴任の受講生たちと誘い合わせてご飯を食べに行くようになりました。月一度のペースです。ちょっと気になっているお店でワイワイ話しながらご飯を食べるのは楽しいですね。英語学習の話題はゼロ。教える側・教わる側の関係もなし。みんな遠慮することなく好き勝手話して好き勝手食べて、あっという間に時間が過ぎていきます。レッスンだけの割り切った関係ばかりだとさびしいですから、たまにこういう交流を持つのも良いことだと思います。

前回行ったお店はエカマイ通り・ソイ6の「Tokyo Table」 でした(高評価!)。次回はスクムビット通り・ソイ16の九州料理「よかよか」へ行くことになりそうです。私は福岡県生まれですが、当時は幼過ぎて九州料理の記憶がまったく残っていません。それもあってちょっと楽しみなのです。

2009年2月 2日 (月)

不況の波が・・・

世界的な不況の波がついにESTにも及んできました。緊急帰国で1月中にレッスンをやめた人が2名、これも帰国で3月にやめる予定の人が3名。うち4名が予定任期を大幅に下回る帰国ですからやはり不況が原因のようです。幸い新しい方にすぐ入っていただけそうなので深刻ではありませんが、でもとても残念です。

それは、ようやく英語スピーキングのベースが根付きこれから、という人が何人か帰国してしまうからです。ある程度感覚的にしっくりくるまでスピーキングのベースを練り込むのは時間がかかるんですよ。たとえば3日間で10時間分の内容を詰め込むのと1ヶ月かけてじっくり入れるのとでは質が大きく違います。コツコツやってきただけに非常にもったいない。

ご本人たちも、「チンプンカンブンだった英語の仕組みがせっかくわかってきたのに」と、残念そうです。英語の学習は独学でもできますが、一人でやるには強靭な意志が必要ですからね。日本で良い学校を見つけられればいいと思います。

それにしても残念残念。

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