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2009年9月19日 (土)

なぜ週一レッスンにこだわるのか

ESTのレッスンは全部週一だ。週一のレッスンで長期間かけて丁寧にしみ込ませていく。それには理由がある。「週複数回のレッスンを1年以上も継続できるような、時間的そして経済的に恵まれた人は数えるほどしかいない」からだ。そして、忙しくてまたは経済的に余裕がなくて週一回レッスンさえ受けるのが大変な人が話せるようになるようなレッスンこそ必要だと思うからだ。

おそらく、日本人の大半は週一レッスン対象者の部類に入ってくると思う。この人たちがある程度英語を話せるようにならない限り、日本人は外国人から英語を話せるとは思ってもらえない。完璧でなくてもよいと思っている。70点から80点の内容を臆せずしっかり伝えられること。さらに上のレベルの学習に確実に貢献する基礎をしっかり身につけること。もっとも、実践で70-80点を取るにはトレーニングで100%やらなければならないのだけれど。

利益を考えれば短期集中講座は魅力だが、短期間にどれだけ集中して詰め込んだって、しょせん学習期間(=反復期間)が短ければすぐ忘れてしまう。日常生活で英語を話す環境にいる人には大いに役に立つだろうが、そうじゃないその他大勢の人は講座終了時点の実力がピークで数年後にはあらかた忘れてしまっている。提供する側はこの「束の間のピーク」を売りにするするのだろうが・・・。そんなレッスンはしたくない。

「ふだん英語を話す環境にない人が週一回のレッスンでも話せるようになること(話せるようにすること)。」 「そして、レッスン終了時後の忘却スピードをできるだけ落とし、そして一定水準未満には落ちないような、しっかりしみ込むレッスンをすること。」 それがスピーキングトレーニングを提供するにあたっての大命題だと思っている。

2007年9月13日 (木)

頑張り過ぎは禁物

こんにちは。新受講生が入ってくるとお互い慣れるまで少々緊張します。教える側も緊張するのですよ。受講生のレベル、学習姿勢、性格、などを観察しその人に合った教え方や学習密度、トレーニングスピードを把握していきいます。さて、今回は受講生全般にほぼ共通する学習姿勢についての話です。

ESTは「英語の公式」を迷わず瞬時に使えることを第一目標にしています。その第一ステップがすなわち、教材に盛り込まれているショート・センテンスをとっさに言えるようにすることです。すると受講生の多くはこう考えます。「頑張って暗記しなければならない!」。毎日やるよう勧めている復習音読は「頑張ってトレーニングしなければならない!」・・・と。

日本人学習者の多くは学校の試験英語の〝勉強〟に慣れています。うんうん唸りながら文法規則や単語の暗記に取り組み、一日に1時間も2時間もかけて〝勉強〟するやり方です。「英語学習=気合を入れて〝勉強〟」と無意識に思っていますし実際にそういう学習をしがちです。ですから「英語学習は大変だ」というイメージを持っていますし、「英語は難しい」と考えているところがあります。〝毎日復習〟と言われると反射的に「毎日1時間も2時間も英語学習か・・・」 そう思ってしまいます。「頑張らないと・・・」

頑張り過ぎは長続きしません。最初の2,3日はいいかもしれませんが、すぐうんざりしてしまいます。「今日もまた英語の勉強か・・・(タメイキ)」。これは試験英語の学習方法であり、話すための英語学習とはマッチしません。そんなに頑張らなくてよいのです。

話すスキルの習得は頭だけで覚える「勉強」とは違い肉体労働です。情報(=知識)を詰め込むのではなく、覚えた情報(=知識)を使えるようにするためのトレーニングなのです。スポーツのようなものです。記憶したらOK!ではなく、使えて初めてOK!なのですね。そして、使えるようになるには短時間で無理やり叩き込むのではなく、体に浸み込むようじっくり馴染ませていくことがずっと大切になります。ゴルフの打法は本を読めば覚えられますが、実際にボールを打つときは体が感覚と動きを覚えていなければうまく打てませんね。それと同じです。

レッスンでまとまった時間(1-2時間)、知識の理解とトレーニングを終えたら70%完成。残りの30%は毎日数分の復習音読で1日1%ずつ上積みしていきます。「レッスンで教わったことはすぐできなければならない」、そう考えてしまう方が多いようです。ちょっとつかえると申し訳なさげな、自分を責めるようなしぐさを見せる方もいます。しかし教える側は1回トレーニングしただけで即、できるようになるなどということは全く期待していません。1ヶ月先、2ヶ月先を見ています。今すぐできなくてもいいんですね。毎日数分でも復習音読を継続した人は必ずできるようになるのですから。実際、毎回のレッスンで過去履修分をチェックすると、毎日少しでもきちんと復習音読をしている方は日本語訳⇒英語の反応速度が少しずつ上がっていきます。

復習音読は「必要以上に頑張る」必要もありません。肩の力を抜いてレッスンでトレーニングしたことを毎日言ってみる。時間は短くて数分、長くて10分ほどです(気持ちに余裕のある時はさらに長い時間復習するのも効果的ですが)。とにかく「毎日言ってみる」ことが肝要です。それだけで記憶の維持を大いに助け、理解の深みも増します。毎日1時間も復習していたら嫌になるのは当たり前です。

「頑張る」のはいいことです。しかし、「頑張り方」を間違えてはいけません。試験勉強の英語と話すための英語学習は性格が異なります。この違いをしっかり理解して「頑張り過ぎることなく頑張り」ましょう(笑)。

2007年7月31日 (火)

受講対象者

ESTは以下の(1),(2),(3)のいずれかに該当し、かつ毎日レッスンに通えない方を対象にトレーニングを行っています。

(1) 初級者

(2) 英会話に自信が持てない中級者

(3) 英語学校に通ったものの身につかない方

※毎日レッスンに通う時間がありかつ自宅復習もしっかりできる方には他校のネイティブ教師によるレッスンをお勧めします。理由は毎日ネイティブと話すことで英語学習の原則である「反復」と「継続」が維持できること、そして母国語の説明がなくてもある程度感覚的に文法がつかめるからです。ESTは仕事等で毎日レッスンに通えない方、日常英語を話す環境にない方に「反復」・「継続」トレーニングを行い「英語の公式」をしっかり身につけていただくためのトレーニングです。

2007年7月29日 (日)

英語上達完全マップ

英語学習に役立つサイトをご紹介します。ぜひご一読ください。

『英語上達完全マップ』

使用教材

ESTで主に使用している教材は次のシリーズです。

『かならずものになる話すための英文法』 市橋敬三著 (研究社)

CD付き新版 超入門編(上・下巻)、入門編(Ⅰ・Ⅱ)、初級編(Ⅰ・Ⅱ) の計6冊、

カセット付き旧版 中級編(Part1・2) の計2冊

話すための「英語の公式」習得を目的に20年前に編纂され、日本にある複数の英語学校、英語教室で用いられている定評のある教材です。インターネット上の英語学習サイトでもよく紹介されています。昨年内容が刷新されCD付きで販売開始されました。この内容をしっかり身につければ日常会話レベルのコミュニケーションは簡単にできますし、後にネイティブとの会話経験を積み語彙・表現を増やせば相当レベルの高い英語をきれいな発音でスムーズに話せるようになります。バンコクの日本書籍販売店にも置いてあるので関心のある方は一度ご覧になってください。

週数時間しかレッスンに通えない、そしてふだん英語を話す環境にない方がいろいろな英語表現を教えられても「そうなのか」だけで終わってしまいます。毎日膨大な時間を復習に充てなければ使えるようにはなりません。ESTでは「英語の公式」の完全習得に的をしぼり、『話すための英文法』を用いて会話力のみならず英語総合力を確実にアップしていきます。まとまった教材を一通りやり終えるのではなく、みっちり身につけることでどれだけ実力がつくか直に体験していただきたいと思います。

2007年7月22日 (日)

「継続する」ということ

上手に英語を話せる人が必ずやったのが「継続」であり、話せない人が必ずやっていないのが「継続」です。英語を話せるようになる上で一番大切なこと、そして最も難しいことが「継続すること」かもしれません。学習を「継続」する意志の持続はなかなか大変なのです。

英語学習が脳と耳と口を慣らすことである以上、慣れるためには「継続」が不可欠です。覚えたことは学習を終えたその瞬間から忘れ始めます。100の単語を覚えたとしてその後全く復習しなければ、次の日には10個忘れその次の日には15個忘れ、加速度的に忘れて一ヵ月後には数個しか覚えていません。脳の記憶だけではありません。耳、口の筋肉もせっかく覚えかけた音・動きを忘れてしまいます。

なぜ「継続」が難しいかというと人間は面倒くさがりだからです。そしてなぜ面倒くさいのかというと、毎日時間をかけて復習しなければならないと思ってしまうからです。ここに誤解があります。復習にかける時間は初めて学習したときに要した時間の数十分の一ですむのです。すでにある程度時間をかけて覚えたのですから意味も理解しているし耳も口も覚えている。これをさらっと見直すだけでいいのですね。これをやるだけで記憶の定着度が全然違います。

さらに言えば、1日だけ数時間かけて復習しその後1ヶ月何もしないよりも、毎日数分だけさらっと見直しこれを1ヶ月続けるほうが記憶は定着します。「少しずつ毎日」、これが理想的な復習です。少しずつならそれほど負担を感じることなくできますよね。学習したことが効率良く身につくことでしょう。逆に少しずつの復習すらできない方はどんな優れたメソッドで学習してもどんな有名な学校に通っても英語がスムーズに話せるようにはなりません。自身の学習態度を見直す必要があります。

English Speaking Training では受講生の方に「反復」と「継続」の重要性を繰り返し説いています。説くだけでなくレッスン中の短い時間を活用して復習や見直しを繰り返し行っています。「教わったけど使えない」、この原因の99%が「教えっぱなし、教わりっぱなし学習」にあるとわかっているからです。英語を確実に身につけるには何よりも先ずしっかり「反復」&「継続」して〝慣れ(脳・耳・口)〟を養うことです。繰り返し学習するからしっかりやれば必ず身につきますし、身につけば納得しますから受講を継続します。こうして学習上の好循環を作り出しているわけです。

2007年7月20日 (金)

「反復する」ということ

英語学習者の多くは単語や構文を〝暗記〟するために小さな声で数回口ずさみ、あとは何度も紙に書くか繰り返し黙読するかしています。しかし頭だけで覚えようとするとすぐ忘れてしまいます。紙に書くと指が覚えるとも言われますが、指が覚えても一番大事な口の筋肉は動きを覚えません。耳も鍛えられません。話す英語を身につけるには何度も聞きながら繰り返し言う、つまり脳・耳・口を使うのが理に適っています。この3つをフルに活用して身につけた英語は時間が経ってもなかなか忘れないものなのです。

それでは「英語の公式」を一つ身につけるのに何回反復して言わなければならないのでしょうか。これはケース・バイ・ケースで回数を特定することはできません。ある人は50回と言い、ある人は100回と言います。とにかく数回でないことだけは確かです。数回だけでしっかり身につくのであれば英語学習に誰も苦労しませんし、英語を話せない人がこれだけ増えることはなかったでしょう。

初めて触れる短いセンテンスであれば30~50回といったところでしょうか。読んでも聞いてもすぐ理解できとっさに言えるレベルです。長めで難しい内容ですと80~100回。場合によっては100回を超えてもしっくりこない時があります。ため息をつきたくなるかもしれません。しかしこれぐらいやらないとなかなか実践で使えないのです。ほんの数回でモノにできるんじゃないかと思っている方は認識を改める必要があります。

上に述べた回数は一度にやろうとすると大変な量になります。一つのセンテンスを100回言い終えるのに単純計算で10分近くかかります。「10分ならやれない量ではない」、そう仰る方がいるかもしれません。しかし実際にやってみるとわかりますが、一つのセンテンスを10分間ひたすら繰り返し言うのは実は単調で精神的に大きな苦痛を伴う作業です。集中力も次第に薄れていきます。集中して言わないと意味がありませんからこれは労力の割りに非効率な学習ということになります。2つ目、3つ目のセンテンスを練習する気力もなくなるでしょう。毎日新しいセンテンスを学習するなんてとてもとても・・・。ではどうすれば良いのでしょうか。

日数をかけるのです。日数をかけて回数を分散させます。たとえば1日目に10のセンテンスを10回ずつ。これで約10分。2日目以降は1日目に学習した各センテンスを1~3回ずつ。10のセンテンスを3回ずつ復習しても3分かかかりません。そして浮いた時間を次の新センテンスの学習に使います。1~数ヶ月経ったころにはきっちり身についていることでしょう。センテンスの数が雪だるま式に増えるのではないかと心配する人がいるかもしれません。安心してください。そうはなりません。完全に覚えてしまったセンテンスは外していけばよいからです。すべてのセンテンスを50~100回言わなければならないというルールはありませんから、一通り身についたと判断したセンテンスは思い切ってどんどん外していきましょう。

外国語を話せるようになりたいと考える以上、反復は欠かせません。しかしやるならなるべく負担の少ないやり方でやるべきです。嫌になって途中で止めてしまっては何の意味もありません。常に自分の気持ちと相談しながら適度なペースで反復練習を行いましょう。特定の状況(英語を使う状況に迫られているなど)を除いてオーバーワークは禁物です。

「言う」ということ②

「英語の公式」を十分トレーニングしたあと、すぐ英語をペラペラに話せるわけではありません。次のステップに移る必要があります。それは実践で英語を使うことです。

英語を話すために不可欠な要素(「英語の公式」)を実用レベルで身につけたのですからもう言いたいことを伝えられるようになっています。外国人とコミュニケーションする上で困ることもあまりないでしょう。ただ、会話の流れの中で言いたいことを臨機応変に言えるようになるには「英語の公式」と単語のストックを記憶から手際よく取り出し仕舞う練習が必要です。項目ごとに整理されている引き出しを神経ネットワークで縦横無尽に結びつけるのです。

最も良い方法は英米人と話すことです。仕事で、そしてプライベートで気後れせずにどんどん話すことですね。話せば話すほど相手の英語に対する反応速度が上がることを実感できるでしょう。「英語の公式」を身につけた後ですから文法的に大きな間違いをする恐れもありません。口の筋肉をしっかり鍛えたことでとっかかり部分さえ言えればあとは考えなくても口が勝手に動いてくれる、そういう感覚も得られるはずです。

次にお勧めしたいのが英米人教師によるプライベートまたは少人数レッスンです。文法を教えるレッスンではなくフリートーク・レッスンです。普段英語を話す環境にない人が見知らぬ英米人に話しかけるのは勇気が要ります。話題が合わないこともありますし、日本人にはシャイな人も多いです。そういう方はレッスンを受けるのが良いでしょう。「英語の公式」をベースにどんどん話してください。知らない表現があったら知っている単語をうまく組み合わせて伝えてください。この創意工夫が会話力の幅を広げます。

日常英米人と話す機会もレッスンに通う時間もない方は「英語の公式」を維持しつつ臨機応変さを伸ばす学習を工夫しましょう。ペラペラになりたいと思ってもその状況では難しいのです。目標を変えるのです。英語は日常的に話さなければ感覚が落ちます(少しやり直せばすぐ思い出せる程度せすが)。英語だけではありません。どの言葉も(日本語さえ)そうです。ですからこれまで学習した教材を見直す、さらに突っ込んで調べる、他の教材を使って表現力を増やす、英語雑誌を読む、ちょっとした努力を日々継続しましょう。いざ英語を話さなければやっていけない環境に放り込まれたとき、すぐ順応できるよう備えるのです。これをやるかやらないかでは順応スピードが大きく違ってきます。

「言う」ということ

英単語や英語構文、そして文法規則を黙って暗記している人がいます。これでは「言える」ようにはなりません。頭だけで覚えても実践で使えないからです。覚えたはずがいざとなると思い出せない、思い出せても口がうまく動かず話していて嫌になる、こういう経験を持つ人が少なくありません。

「覚える(暗記する)こと」と「言えること」は別物であることを先ず理解しましょう。頭だけで記憶するのではなく耳と口に英語の音とリズム、そして意味を浸み込ませるのです。脳と耳と口の3つを通して記憶する。これが実践で「言える」ようになる重要ポイントです。

英語と日本語では使う口の筋肉が大きく異なります。野球の得意な人がゴルフをしてもうまくボールを打てませんね。ゴルフ理論書を読んだだけでもうまくいきません。これはボールを打つという点は同じでも使う筋肉が違うからです。筋肉だけではありません。打つリズムも違います。この違いが実際にボールを打つときに大きな差となって現れます。日本語と英語の関係も同じです。英語固有のリズムを習得するとずっとスムーズに話せます。

英語を「言える」ようになるための第一歩(すべての土台になる重要な第一歩です)は中高英語で学習する基本パターン(=英語の公式)を音とともに耳と口、そして脳に刻み込むことです。思いついたらとっさに言えるようになるまでしっかり刻み付けること。これをできない人がどれだけたくさんの単語を覚えても正確かつ流暢に話せるようにはなりません。「言う」練習を行ってリスニング、スピーキング、そして発音を同時伸ばしていきましょう。リスニングはリスニング、スピーキングはスピーキング、文法は文法、と常に分けて学習するのは非効率です。文法要素はスピーキングの練習で身につけることとができますし、正しい発音で言える英語は必ず聞き取れるのですから。

2007年7月17日 (火)

「聞く」ということ

リスニングに悩んでいる方が多いです。では「リスニング」、つまり「聞いて理解すると」はどういうことでしょうか。英米人も英語を話せるノンネイティブも単語のスペルを一文字毎に聞き取っているわけではありません。聞き慣れた音の断片またはその塊を拾い、記憶にストックされた単語から瞬時に選別して聞き取っているのです。ですから耳に入ってくる英語を一文字一文字聞き取れないからといって悩む必要はないですし、ただ聞くだけですべての単語が聞き取れるようになるわけでもありません。実際、一つの単語をどれだけ繰り返し聴いてもスペルどおり一文字毎に明確に聞き取れるようにはなりませんし(そんな発音はしていないから)、知らない単語の意味がはっきりわかるようにもなりません。文脈から意味を推察できる程度です。リスニングには「基本的な音(の塊)の記憶+単語のストック」、これが必要なことを理解しましょう。

「聞き流すだけでリスニングができるようになる」を謳い文句にした教材が数多く出回っています。こうした教材が説明する根拠は、赤ちゃんは黙って聞いているだけで聞き取れるようになる、です。これは正しくありません。確かに赤ちゃんは周囲の人が話す言葉をじっと聞いています。様々な音の記憶を頭に残します。しかし口から音を出すことを覚えると片っ端から真似し始めます。意味不明の発音から始まって車の走る音、テレビの音、親の話す言葉などを不明瞭な発音で口に出し始めるのです。そして子供の発音が間違っていると親はゆっくりはっきり発音して教えてあげます。子供はそれを純粋な関心を持って繰り返す。こうした作業を数年繰り返すのです。これで発音の基礎ができます。幼児の話し方はゆっくりで不明瞭ですね。でも自然に繰り返すことで幼稚園に上がるころには正しい発音でかなり明瞭に話せるようになります。もちろん語数は多くないものの体で覚えた語意と語感も同時に蓄積していきます。ただ聞いているだけではないのです。

では大人が外国語のリスニング力を高める場合はどうすればよいのでしょうか。第一にネイティブの発音をじっくり聞くこと。自分の耳を信頼して何度も聞いてみることです。第二に真似をすること。聞こえたとおりに真似をします。恥ずかしがってはいけません。スペルにとらわれてもいけません。英米人俳優になったつもりで大きな声で聞こえたとおりに真似をしてください。読んで理解する感覚と言って感じ取れる感覚は違います。どんどん真似して言ってください。自分で発音できる音は必ず聞き取れるのです。言ってみることでスピーキングのトレーニングにもなります。第三にセンテンスの抑揚パターンをつかむこと。英語は日本語と違い音の高低、抑揚のつけ方が激しい言語です。これに慣れましょう。なお、リスニングトレーニングに使う英語のレベルはやさしいものでかまいません。その中に発音の基本要素がすべて含まれています。高校・大学レベルの難しい単語、長い単語はすべてこの基礎の組み合わせに過ぎないのです。

ただ聞いているだけでは効果が著しく限られてしまいます。「じっくり聞く」と「真似してみる」、この2つをバランスよく組み合わせて学習しましょう。

2007年7月14日 (土)

英語の公式

英語学習者の中には「英語学習=単語・熟語の暗記」と考えている方が少なくありません。たくさん単語を知っていれば英語を話せる、というわけです。しかしこれは正しくありません。「英語の公式」を話すレベルで身につけることが必要です。それでは「英語の公式」とは何でしょうか。

「英語の公式」は一言で表現すると「型」です。算数で言えば九九や方程式です。考えるまでもなく自然に使いこなせるルールですね。~がいます(あります)、~をします、5W1H(=Who, When, Where, What, Why, How)、時制変化、前置詞の使い分け、aとtheの使い分け、人称変化にともなう動詞変化など、英語を話す際に必ず必要になる公式です。知識としては知っていても、そして自分では分かっていると思っていても実際に話すと頻繁に間違えてしまいます。たとえ10,000語の英単語を暗記している人でもこの公式を話すレベルでしっかり身についていなければずっと不安なのです。

自分自身に問いかけてみましょう。中学校で学習した基本的な文法や構文、これらを確信を持って使いこなせますか。もし「まあまあ言えるかな」レベルなら実践でスムーズに話せないはずです。おそらく言う前にフリーズしたり、たとえなにか言えても頻繁に言い間違えていることでしょう。そこから発生する不安はどれだけたくさんの単語を覚えても取り除くことができません。単語量や知識量が問題ではないからです。問題点の捉え方に誤りがあるのです。

EST ではこの「英語の公式」の実践レベルでの習得を最優先しています。公式を半無意識に使いこなせるまで繰り返しトレーニングします。毎回新しい知識だけ提供し実質上復習を生徒任せにすることはありません。実践レベルで身につけられなければ学校に通って英語を学習する意味がないからです。そして英語学習者の大多数が抱えている学習上の最大の問題点が「繰り返し」と「継続性」の欠如だからです。知識だけなら参考書を読めば自分で学べます。それらを実践で使いこなせるようになること、使いこなせるようにトレーニングを継続することが肝要です。多忙な生活を送る中で英語学習を日常化し繰り返し継続すること自体が最大の壁であり課題なのですね。単語を覚えるより先ず第一に「英語の公式」を実践レベルで身につけること。この趣旨をよく理解いただきたいと考えています。

2007年7月 6日 (金)

English Speaking Training とは

English Speaking Training のブログへようこそ。English Speaking Training(以下、EST)は英語を話すことに自信のない方がゆるぎない基礎会話力を身につけるためのトレーニング形式の英語学習メソッドです。

会話に必要十分な英文法を含んだショートセンテンスを繰り返しリスニング&スピーキングすることで頭だけでなく耳そして口に英語の意味、感覚、リズム、そして発音を浸み込ませます。聞き流すだけではなくネイティブ・スピーカーの発音をとことん真似しながらナチュラル・スピードでトレーニングします。これにより初めて英米人が無意識に使い分けている英語の型(ESTではこれを〝英語の公式〟と呼んでいます。)が確実に習得できます。〝英語の公式〟さえ身につけてしまえば英語を話すことはさして難しい作業ではありません。あとは単語や熟語を入れ替えて話せばよいだけだからです。

英語学習者のほとんどは、たとえある程度話せる人でもこの〝英語の公式〟をうまく実用レベルで使いこなせていません。たとえ傍目には流暢に話しているように見えても話している本人は常に間違いへの不安やストレスを感じながら話しているものなのです。実際に基本的な誤りも多数おかしています。ESTはこの不安をできる限り取り除き、さらに上のステージへスムーズに到達するための橋渡しをします。

EST〝英語の公式〟を習得すれば長いセンテンスを自在に組み立てられる応用力が養えますし、リスニング、スピーキング、リーディング等、総合的な英語力が飛躍的に向上します。何より話す英語の効果的な学習方法がわかります。初心者の方、英語学習に迷っている方はあれこれ手を出さず、先ずこの基本トレーニングをみっちりやってください。やればやるだけ英会話に対する不安が消えていくはずです。そして「英語を話せる」とはどういうことなのかを明快に理解できるでしょう。話す英語を習得するには、(1)聞く、(2)言う、(3)反復する、(4)継続する、の4つが欠かせません。どれか一つが欠けても習得は不可能です。この4点をしっかり押さえながらトレーニングしていきましょう。