こんにちは。新受講生が入ってくるとお互い慣れるまで少々緊張します。教える側も緊張するのですよ。受講生のレベル、学習姿勢、性格、などを観察しその人に合った教え方や学習密度、トレーニングスピードを把握していきいます。さて、今回は受講生全般にほぼ共通する学習姿勢についての話です。
ESTは「英語の公式」を迷わず瞬時に使えることを第一目標にしています。その第一ステップがすなわち、教材に盛り込まれているショート・センテンスをとっさに言えるようにすることです。すると受講生の多くはこう考えます。「頑張って暗記しなければならない!」。毎日やるよう勧めている復習音読は「頑張ってトレーニングしなければならない!」・・・と。
日本人学習者の多くは学校の試験英語の〝勉強〟に慣れています。うんうん唸りながら文法規則や単語の暗記に取り組み、一日に1時間も2時間もかけて〝勉強〟するやり方です。「英語学習=気合を入れて〝勉強〟」と無意識に思っていますし実際にそういう学習をしがちです。ですから「英語学習は大変だ」というイメージを持っていますし、「英語は難しい」と考えているところがあります。〝毎日復習〟と言われると反射的に「毎日1時間も2時間も英語学習か・・・」 そう思ってしまいます。「頑張らないと・・・」
頑張り過ぎは長続きしません。最初の2,3日はいいかもしれませんが、すぐうんざりしてしまいます。「今日もまた英語の勉強か・・・(タメイキ)」。これは試験英語の学習方法であり、話すための英語学習とはマッチしません。そんなに頑張らなくてよいのです。
話すスキルの習得は頭だけで覚える「勉強」とは違い肉体労働です。情報(=知識)を詰め込むのではなく、覚えた情報(=知識)を使えるようにするためのトレーニングなのです。スポーツのようなものです。記憶したらOK!ではなく、使えて初めてOK!なのですね。そして、使えるようになるには短時間で無理やり叩き込むのではなく、体に浸み込むようじっくり馴染ませていくことがずっと大切になります。ゴルフの打法は本を読めば覚えられますが、実際にボールを打つときは体が感覚と動きを覚えていなければうまく打てませんね。それと同じです。
レッスンでまとまった時間(1-2時間)、知識の理解とトレーニングを終えたら70%完成。残りの30%は毎日数分の復習音読で1日1%ずつ上積みしていきます。「レッスンで教わったことはすぐできなければならない」、そう考えてしまう方が多いようです。ちょっとつかえると申し訳なさげな、自分を責めるようなしぐさを見せる方もいます。しかし教える側は1回トレーニングしただけで即、できるようになるなどということは全く期待していません。1ヶ月先、2ヶ月先を見ています。今すぐできなくてもいいんですね。毎日数分でも復習音読を継続した人は必ずできるようになるのですから。実際、毎回のレッスンで過去履修分をチェックすると、毎日少しでもきちんと復習音読をしている方は日本語訳⇒英語の反応速度が少しずつ上がっていきます。
復習音読は「必要以上に頑張る」必要もありません。肩の力を抜いてレッスンでトレーニングしたことを毎日言ってみる。時間は短くて数分、長くて10分ほどです(気持ちに余裕のある時はさらに長い時間復習するのも効果的ですが)。とにかく「毎日言ってみる」ことが肝要です。それだけで記憶の維持を大いに助け、理解の深みも増します。毎日1時間も復習していたら嫌になるのは当たり前です。
「頑張る」のはいいことです。しかし、「頑張り方」を間違えてはいけません。試験勉強の英語と話すための英語学習は性格が異なります。この違いをしっかり理解して「頑張り過ぎることなく頑張り」ましょう(笑)。
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